自分の足にあった靴・インソール/オーダーメイド

変形性股関節症

症状は個人差が大きいため情報量も多く、どのように治療して良いのか患者様自身も困り、迷うとお聞きしております。緊急性もあり、すぐ手術の方もおられる一方で「ゆっくり治療したい」「できれば手術はしたくない」とお考えの方も多いのも事実です。手術をしない保存療法としては、コルセット、インソール(足底板)、オーダーメイド靴(整形靴)の製作などがあります。

◉症状

原因はさまざまありますが、女性に多い疾患です。主に脚長差(左右の足の長さが違う)があります。成長期にスポーツなどで股関節に負担をかけすぎたため、後に発症するケースもみられます。変形性股関節症に多い臼蓋形成不全症(きゅうがいけいせいふぜんしょう)の症状は、例えば、股関節のボール状の骨の上にお椀のような骨がかぶっていると想像すると、そのお椀のかぶりがしっかりかぶらず、浅くなった状態になっています。そうなると、股関節に痛みが生じて歩行が乱れ、首・肩・腰・膝・足裏などに影響があらわれてくることが多いです。

◉インソールの製作

お持ちの靴の形状に合わせて左右の高さを調整しお作りします。ウォーキングシューズなどスニーカータイプの靴は歩きやすく効果が得やすいですが、細身の靴などは種類によっては歩行時にかかとが脱げやすくなることがあります。インソールをお入れする場合の靴は事前にご相談ください。

なお市販の靴にお入れすることは靴の構造上、限界があるため、靴を購入する場合は靴のことを理解してくれるお店を探すことが大切です。弊社でも、足底板の厚みが確保されて作られた市販靴をお取り扱い販売しております。

お持ちの既製靴の形状に合わせてお作りします。足裏を衝撃緩和した素材のため硬くなく足裏も痛くない素材で加工します。インソールは出し入れできるため、同じような形状の靴であれば併用して使うことができます。

◉オーダーメイド靴の製作

治療上、大切なことは左右の高さを調整した靴でバランスよく歩くことです。またインソールで足裏の補正や矯正をすることで、痛みがある足(患足)が楽になってきます。脚長差に合わせて、靴底やインソールで左右の足の長さを調整、外から目立たないようにご希望の加工方法でお作りできます。弊社の靴は全て足底板入りです。脚長差により靴の着脱時、手が届きにくい方には、簡単に脱ぎ履きできる靴もお作りしております。

  • 高さを補う方法とは:靴の「外」と「中」で高さを補い、左右の高さを合わせます。

なるべく外から目立たないように、靴の中で高さを補うことができます。左右の身体のバランスがよくなることで、肩、首などへの負担がかかりにくくなります。

◉脚長差/既製靴の加工

  • 弊社ができる加工:靴底の厚みを左右で変える

リウマチ

◉症状

リウマチは関節や筋肉などに起こる全身疾患で、筋肉を骨に結びつけている腱に炎症を起こす病気です。発病時期や進行には個人差があります。変形の度合はさまざまですが、変形が強い方は足に少しでも触れたり、当たったりするだけで痛みをともないます。また足指が重なってしまうため、既製靴ではなかなか合わないとお聞きします。手の変形がある方は「ファスナーがしめられない」「紐が結べない」などということもあります。弊社では簡単に脱ぎ履きできる靴を考案しご提供しています。まず痛みを取り除き、日常生活において靴の着脱が楽にできるようにすることが大切です。

◉治療上、弊社でできること

既製の木型(靴を作るもととなる型)の修正だけでは、合わせることが難しい場合が多いため、石膏(せっこう)で足の型を採り、石膏モデルをもとに靴をお作りします。痛みがある箇所への補正が重要となってくるため、石膏モデルの修正には細心の注意と技術が必要です。お一人お一人痛みのある部分、変形具合を考慮し、義肢装具士がお作りします。インソールも同様にお一人お一人お作りします。

◉オーダーメイド靴の製作

靴の中に入れる足底板の素材をなるべく柔らかいものにし、痛みを取り除く工夫をいたします。靴を作る革も柔らかいものを、靴底の素材も軽いものをご用意しております。体重をかけたとき、歩いたときの足の角度やバランスなどお一人お一人違うため、調整を繰り返しおこなうことがあります。また、手の変形がある方はお一人で脱ぎ履きできるように、簡単に脱ぎ履きできる靴もお作りしておりますのでご相談ください。

◉既製靴の加工

  • 弊社ができる加工:中敷、靴底の素材を柔らかい素材に変える

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